サガントス・アカデミーオフィシャルブログ

8月23日(月)は準決勝。
前日は休息日でしたので、少しは疲れも抜けて朝もいつも通り散歩とストレッチを行いました。


朝食を摂ったあと試合会場へ出発。
会場到着後、チーム全員で協力して試合の準備。ミーティングを行って試合に備えます。
スカウティングでは相手チームの技術の高さなどが頭に入っていたので、それを上回る守備の強度やバードワークといったところで相手に負けないようにと再度確認しました。


ウォーミングアップから声が出てチームの士気を高めます。



そして11時にキックオフ。



前半から相手チームにボールを握られる時間帯が多く、守備の時間が多くなりますが試合前のミーティングで話した運動量と守備の強度を高く維持して決定的な場面を作らせません。



粘り強く守備をし、37分、中盤でMF・池末徹平選手が相手選手に身体をぶつけボールを奪いMF・江頭瀬南選手へ繋ぎます。



左サイドに流れたFW・山﨑遥稀選手へ縦パスが通り、相手DFと1対1の状況で縦へドリブル突破。
山﨑選手が左脚で中央へクロスを上げ相手DFの間に走り込んだFW・渡邊翔音選手が頭で合わせ先制ゴールを奪います。


前半の数少ないチャンスを決め、前半1-0で後半へ折り返します。


前半は全員が高い強度の守備で何回も相手に剥がされても2回・3回とボールを追いかけ、相手にプレッシャーをかけ続けました。
そのプレー強度を落とさず相手を上回ろうと声をかけ後半へ向かいます。


後半も相手チームにボールを持たれる時間がありますが組織的なプレッシングや奪われたら奪い返す守備を継続します。


そして47分、高い位置でDF・田中佑磨選手がボールを奪い、山﨑選手へパス。


ターンをして前を向いた山﨑選手が相手DFの間を突破し右脚を振り抜いたボールはゴールネットを揺らし2点目を奪います。


ゴールが生まれるとサブの選手もサポートの選手も全員が喜びチームの雰囲気はさらに良くなります。


相手チームも負けられない気持ちを全面に出し、点を取ろうと攻撃を仕掛けてきますが、球際の強さや2度追い3度追いする鳥栖の選手が攻撃を許しません。



しかし78分、粘り強く守っていたサガン鳥栖ですが相手スローインから中央へクロスを入れられ一度は弾き返しますが、フリーの選手にボールがこぼれ頭で押し込まれてしまい失点。

アディショナルタイムは4分あり、相手に押し込まれますが最後までプレー強度が落ちなかったサガン鳥栖が守り切り2-1で勝利。
チーム一丸で戦い、決勝進出を決めました。



クーリングダウンを行い、すぐに決勝戦へ向けての準備を始めます。
その後、決勝戦の試合会場を視察して翌日のイメージを持ちホテルへ戻りました。


夕食時も選手たちの表情は明るく疲れを感じさせない雰囲気で食事を摂り、その後ミーティングを行いました。
ミーティングでは決勝の相手FC東京U-15むさしをコーチが細かく分析した映像とスカウティングの情報を共有。

選手たちの頑張りはもちろんサポートしている家族、スタッフ、クラブと多くの方々が関わってくれて決勝の舞台まで来れました。
準決勝では残念ながらベンチ外になってしまった選手もゴールの時や勝利した瞬間などみんな声を出して感情を剥き出しにチームの勝利に関わっていました。そうした関わりがチームの一体感を生み出しここまで来れたと確信しました。
試合に出ている選手は出れない選手の想いやその責任を力に変えハードワークし、何度も何度もボールを追いかけ自分たちの積み上げたものを出し切りました。

夜のミーティングでは目的はブレずさらに成長しようと話をしました。
決勝の舞台でも持っている力を全てキックオフの笛が鳴った瞬間から試合終了のホイッスルが出るまで、出し切り優勝という最高の結果を掴み取りたいと思います。


優勝目指して決勝戦も頑張ります。最後まで応援よろしくお願いします。


【試合情報】
決勝戦
8月24日(火)11:00キックオフ＠帯広の森陸上競技場
サガン鳥栖U-15vsFC東京U-15むさし
LIVE配信はこちら
https://clubyouth-u15.com/28286/